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大田植え行事

気候のよいこの時期に日本に帰っているおかげで、初めて「大田植え行事」を見ることができました。近所の散歩コースを宮司さん以下、伝統の衣装を身に着けた人々が、太鼓の拍子に合わせて練り歩きます。ずっと寒かった昨今ですが、今日は久々にピーカンのいいお天気でした。
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実家の氏神さんは、古くから、地元兵庫県で唯一田植え行事を実施している神社だったそうですが、農業が衰退されるにつれ一度中止され、また復活したところが、阪神大震災で中止。そして、その4年後に氏子さんたちの協力で戻り今年は12回目だそうです。
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地元の小学校の子ども達が、田植えの無事と豊作を祈願して、実際に田植えをします。宮司さんが田んぼのお清めをして、物忌童女(ものいみどうじょ)が立人(たちど)と言う介添え人と一緒に田に御神水を入れます。
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そして、田人(たびと)と言う大人の方たちと一緒に、早乙女、田童が田植えをするのですが、衣装を着てぬかるみに入った子ども達は、多分初めての経験で、一旦入った足を上げることができなくて、苦労していました。

特に震災の後、新しい家がどんどん建っており、そこに田んぼが残っているのとは、気がつかなかった住宅街です。農業を見直そうと言われている日本です。私自身は草にかぶれて、庭掃除もろくにできない困った体質ですが、国として自給率を上げる方向に動かなくてはいけないと常々思います。さあ、今夜からまた自然の恵みに感謝して、ご飯をいただきたいと思います。
by minazuki2009 | 2010-05-30 15:45 | 季節・行事